せっかく浜頓別まで来たので、かつてここから分岐して北見枝幸までを結んでいた興浜北線跡も訪ねてみることにしました
オホーツク海に沿って興浜南線と結び、オホーツク縦断線を形成するはずだった興浜北線、その悲願も達成されぬまま両方とも廃線になりました
その両線の始発ターミナルを走っていた天北線、名寄本線も廃止されました
浜頓別から2つ目、豊牛駅 驚くことに駅舎がそっくり残っていて、正面には「豊牛駅」の看板が残っていました さすがにホームと線路はありませんでしたが・・・ 道路は砂利で、いかにも北海道らしい駅前です
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駅の中にはさらに驚くことに当時の時刻表がそのまま残っていました、まるで今にも列車が来そうです
中は倉庫として利用されているようです、いつまでも残して欲しいです
右写真、線路跡は大草原の中を一直線に進んでいます、前方が浜頓別方向です
同じく斜内駅、豊牛と同じように駅舎が残っていましたがこの駅はなんと人が
住んでいる家になっているとの情報を頂きました、驚きです! 駅名もしっかり残されていました、内部は窓が覆われ、見ることが出来ませんで したが保存状態は良好でした、ホームはやはり跡形もありませんでした |
斜内を出た興浜北線は平野から一転して岬を断崖に沿って回り込みます、道路右側、段の所が線路跡です
右写真は岬の反対側から撮ったものです、このあたりはさぞかしいい景色だったでしょうね
終点、北見枝幸駅の跡
ご多分に漏れずここもバスターミナルになっていました、もう鉄道の痕跡は北見枝幸市街では完全に消滅してしまっています
ただ、食堂だけが今もそのまま「駅前食堂」として残っていて駅の名残を伝えています、バスターミナル2階は興浜線記念館になっていますが
そこに先ほどの写真の断崖を走るキハ22単行の写真がありました
真夏なのか窓が全開で、乗客の姿も見えました、古き良き時代の鉄道の姿が映っていました
かつての線路は道路に変わってしまっていました 多分興浜北線のことを知らずに来たら気が付かないでしょうね 線路跡に出来た通りの名に興浜線の名前が付けられているのがせめてもの 救いです |